兵庫の葬儀(仏式1)
【仏式】
危篤
家族、近親者(二親等を目安)に連絡します
臨終
病院で亡くなった場合は、医師に死亡確認をしてもらいます。病院以外で亡くなった場合は、警察を呼び状況確認をしてもらいます。
遺体搬送
病院から自宅または葬儀社の霊安室に遺体を搬送します。一般的には葬儀社が行う事が多いようです。
安置
布団に寝かせます。【敷き布団にシーツを掛け、掛け布団を掛けます】故人様は、頭が北向き又は西向きになるよう寝かせ、枕元には枕飾り【机・ローソク立て・線香立て・花立て・一膳飯・水・茶・枕団子など】を致します。神棚があれば神棚を封じます。
菩提寺への連絡
菩提寺があれば連絡します
葬儀社との打合せ
希望する葬儀社があれば連絡し葬儀の打合せをしましょう。この時までに喪主を決めておくと良いでしょう。葬儀場所、日程、葬儀の規模、費用等を決めます
関係者へ連絡
親族、友人、知人、町会、勤務先等へ通夜・告別式の日程を連絡します
役所への届出
故人の死後7日以内に“死亡届け”を役場に提出します。近年では葬儀社が代行する場合もあります
納棺
故人様のお身体(顔もと・手元・足下)を立会の皆様に順に拭き清めて頂きます。その後、旅支度(経帷子・天冠・頭陀袋・数珠・手甲・脚絆・足袋・わらじ・死化粧)を整え、ご納棺致します。杖・笠を納棺するほか、故人様の愛用されていた衣服・持ち物(金属・プラスチック・皮・ビニール・ナイロン製品以外の燃え残らない物)などをお納めします。
通夜
通夜は告別式前日の夜に執り行われます。故人と過ごす最後の夜となります。また故人の死を受け入れる大切な時間でもあります。近年では生活様式の変化により通夜の会葬者が告別式の会葬者に比べ多くなる傾向があります。朝一番ご自宅(又は親族室)に伺い、お供え・料理・貸衣裳の発注数の確認をします。ご納棺の時間に合わせお迎えに上がり開式2時間前から着付けに入ります。祭壇には果物を供えます。遺族・親族の方々は、血縁の濃い方から順に提灯・蓮華・盛篭(果物・乾物等)・供花などをお供えします。香典に対しては当日返しを行う事が殆どで、金額に応じて幾つかの品物の中からお好きな物を選んで頂きます。病院からの搬送後、御寺院によっては枕経が済むまではローソクに火を点さないという事があります。通夜では親族の人数が読めない点から、寿司桶・オードブルにて取り分けて召し上がって頂きます。参列者の方に食事を振る舞う事はなく、通夜供養品をお渡ししてお帰り頂きます。
【式の流れ】一同着席→御寺院入場→開式→読経→遺族・親族焼香→参列者焼香→閉式→御寺院退席→喪主挨拶→参列者散会(通夜参列御礼品をお一人ずつに渡す)→遺族・親族のみ通夜振る舞い
葬儀、告別式
“葬儀式”は宗教的な儀式であり、”告別式”は一人一人とのお別れの場として厳密に分かれていました。現在では”葬儀・告別式”として同時に行われる事が多くなっています。精進落としは火葬場の状況により、待機出来ない斎場は一旦葬儀会場に戻り膳を用意し親族に振る舞い、改めて骨揚げに出発し収骨します。その後、再度葬儀会場に戻るか、自宅・御寺院にて初七日法要を執り行います。当日に初七日法要を執り行う事が殆どで、斎場での骨揚げ後に自宅又は寺院・葬儀会場にて済ませます。
【式の流れ】一同着席→御寺院入場→開式→読経→弔辞→弔電→遺族・親族焼香→代表焼香→一般焼香→閉式→御寺院退場→喪主挨拶→お別れの儀→出棺
お別れ、出棺
霊柩車・寺院車輌・親族用マイクロバス・随行車の順で出発します。
火葬
骨は全て拾わず、足下から頭部へと一部ずつ骨壺の中へ収めていきます。骨壺は、3寸を用意しますが、地域によって喉仏を3寸の骨壺に収め、お身体の骨を収める4寸~6寸の骨壺を2つ用意する地域もあります。
法要
仕上げ・年忌法要では、親族から「お供え」の他に、御寺院に対しての御礼「お加え」を別に用意する地域もあります。